ティーブレイク



来年もよろしくお願いします

2018/12/31


 今年は地震、大雨、台風などの自然災害、またこんなことでいいんだろうかという地方難、国難、世界難など、「災」という字があらわす1年になりました。そのせいか常に楽しくノホホンと生きていた私にも災いが降りかかって、災難というのは通り雨のように、いくらこちらが気をつけていても、ある日突然頭の上に降ってくるのだということがよくわかりました。そしてこちらもひどい目にあいましたが、相手も私が災難の元凶の疫病神みたいに思っているとすれば、災いは当事者同士で共有するものなのかも。というか、ひどい目にあったと思っているのは自分だけで、はたから見たらなにやってんだと思われるかもしれませんね。私の災難も、人に話したら、最初は憤慨して聞いてくれますが、最後はみんな笑うので、案外大したことでなかったのかもしれません。
 でも1年無事に過ごせました。本当にありがたいことです。来年も元気に楽しく、仕事も、よく聞いてよく調べて、原稿精度 100%を目指したい!と思っています。
取引先の皆さん、事務所の皆さん、友人知人の皆さん、ご縁があってこのブログを見てくださっている皆さん、そしてHPの管理をしてくれているのりさん、1年間大変お世話になりました。寒さに気をつけて、皆様、どうぞよいお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いいたします。 


シーモアさん

2018/12/28


 神戸映画サークルの12月例会は「シーモアさんと、大人のための人生入門」でした。人生の折り返し地点に差しかかって、自分の生き方に悩んでいたハリウッドスター、イーサン・ホークは、ある日ピアノ教師のシーモア・バーンスタインさんと出会い、そのすばらしい人となりを知ってもらいたいと、自身が監督になり、シーモアさんへのインタビューやピアノの個人レッスンや公開レッスン、またコンサートの様子などをドキュメンタリー映画にしました。
 御年89歳のシーモアさんがピアノを始めた幼い日のこと、コンサート・ピアニストとしての活躍ぶり、50歳でピアノ教師になって、たくさんの生徒を教えていることなど、エピソードはたくさんあるのですが、私の心に残ったのは、朝鮮戦争に従軍したときの話で、本当に辛い体験をされたのでしょう。話し始めたとたんにポロポロ涙をこぼされていました。
 第二次世界大戦の末期に兵役にとられ、無事に帰ってきた父が、それから5年後、朝鮮戦争に行くアメリカの兵隊さんを神戸の街で見かけて、体格がよくて陽気で人のよさそうな人たちがこれから戦地に赴くなんて、本当に気の毒に思ったとよく話していたことがシーモアさんの涙に結びつきました。平和な世の中が続くのはとても大変なことですが、くるくる太った(と父は言いました)若い人たちがひどい目にあわない世の中になってほしいなあと思います。 


思い込み

2018/12/23


 私はキリスト教系の保育園に通っていたので、行事ごとに賛美歌を歌っていました。クリスマスには「もろびとこぞりて」。でも幼児には「もろびとこぞりて」がなんのことかわからず、サビの「しゅわきませり~」も威勢のいい掛け声みたいに思っていましたが、さすがに今は「諸人挙りて」「主は来ませり」とちゃんとわかっています・・が、先日、神戸松蔭女子学院大学のクリスマスの夕べに参加して、プログラムの「もろびとこぞりて」の2番の歌詞に「悪魔のひとやを打ち砕きて」の「ひとや」の上に「獄」、「とりこを放つと」の上に「捕虜」と書いてあって、びっくりしてしまいました。

 私は「ひとや」を「一矢」、「とりこ」を「とり粉」と思い込んでいたので、悪魔が放った矢を大天使ミカエルが剣でガツンと打ち砕いて、悪魔よけの粉をばーっとまくと、悪魔が尻尾(先っちょが三角の長いやつ)をまいて逃げていくというイメージだったのですが、本当は「悪魔の牢獄を打ち砕いて、捕虜の人を逃がしたら」という意味だったのです。

 帰ってさっそく広辞苑をあたってみると、ひとや=人屋・獄・囚獄。罪人をとらえて押し込めておく屋舎。牢屋。とりこ=虜。いけどりにした敵。捕虜とありました。「恋のとりこ」という例もあって、そういえばそうだとおろかな思い込みを反省しながらも、とにかく、もうすぐクリスマス。「主は来ませり」です。


ナマハゲの仲間

2018/12/6


ヒグマつながりでひぐま麦酒。意外と洗練したお味でした。
ヒグマつながりでひぐま麦酒。意外と洗練したお味でした。

 今年一人立ちした若い養蜂家さんから、とってもおいしいはちみつを購入しました。宇陀の百花蜜と北海道のエゾアザミの2種類で、エゾアザミのほうは、巣箱を野原に仕掛けたら、クマが横取りしたそうで、今年はあまり収穫できなかったそうです。

 お花畑にあらわれてはちみつをなめるクマなんてメルヘンねえと思いきや、現実は大きなヒグマが森から出てきて、平手で巣箱を叩きつぶして巣もろともガツガツ食べるそうで、うわっ、すごい凶暴。でも凶暴なクマってほかにもいたよなあ、確か夕張の、頭がメロンのとパソコンで検索してみると、ヒットしたのはメロン熊。ものすごい面構えです。ブログを見ると、メロン熊につかまった子どもはほぼ 100パーセント泣き叫び、大人は大喜びで頭をかまれています。まるで秋田のナマハゲみたい。ということで、11月30日に決まった8県10件の行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」の無形文化遺産登録にぜひこのメロン熊も入れるべきだと思いました。


ボヘミアン・ラプソディ

2018/11/21


 英国の伝説的ロックグループQUEENの自伝的映画が公開されています。私の妹はQUEENのヴォーカル、フレディ・マーキュリーの大ファンで、中学生のときに神戸の国際会館でQUEENのコンサートがあったのに、行かせてくださいと母に言いだせず、涙をのんであきらめたのは一生の不覚だったと、今だに言っています。そんな彼女のことだから、絶対に映画に行ってるだろうなと聞いてみると、同じくQUEENファンの甥っこのママ友と大はりきりで行ってきたそうです。
 「俳優さんどうやった?みんな似てた?」「うん、ブライアンは本物以上にブライアンやったし、ロジャーはちょっと違うけど、でもかわいかった。デーコンもがんばってたわ。みんなの髪形の変遷が全然違和感なかったんがすごいわ」「で、肝心のフレディは?」「うーん、よかってんけど、ちょっと口元がなあ・・」。本家フレ ディは大きな前歯で有名でしたが、映画のフレディは本家以上にそれが誇張されていて、ちょっとがっかりしたとのこと。
 フレディの家は裕福だったのに、なんで矯正せえへんかったんやろねえと言うと、映画の中でフレディが、「僕は口が小さいからそのせいで歯が出ちゃったんだ」と言ってたそうです。「ええっ、そんなの初耳。ファンの間では有名やったん?」「いや~、私も初めて聞いた。でもコアなファンなら知ってたかもね。」
 歯のことはおいておいても、かっこいいのか悪いのかよくわからないけど、ものすごく印象的な衣裳をつけて、短いマイクスタンドを持ち、舞台狭しと動き回りながら、大きく口をあけて力強く熱唱するフレディの斬新でヘンなこと。唯一無二の存在とはこういう人のことを言うんでしょうね。 


スパム長者

2018/11/8


 関西ローカル番組のちちんぷいぷいのお料理コーナーで、スパム缶でライスバーガーというレシピが紹介されていて、試食した出演者全員が激賞していたので、これはぜひ試してみないとと、スーパーに行ってスパム缶を買ってきました。スパムとはポークランチョンミートのことです。

  スパムを薄くスライスして両面を焼き、目玉焼きといっしょに食べる沖縄料理、ポークたまごは、昔、西表島の民宿の朝食で食べたことがあって、なかなかおいしかったのですが、その後ずっと食べる機会はなく、この度は20年ぶりのスパムでした。

 さっそく料理をと思っていたら、隣のおばさんが、奄美大島の親戚の100歳のお祝いに行ってきたと、お土産を持ってきてくれました。袋をあけると大きなスパムが2缶入っていてびっくり。突然スパム長者になってしまいました。


天然リハビリ

2018/10/18


シカとイタチとトリも仲良く景色を楽しんでいます
シカとイタチとトリも仲良く景色を楽しんでいます

 阪急電車の広報誌のTOKKで六甲山頂の特集をしていました。おいしそうなグルメやアート展の案内が乗っているので、母に「ケーブルに乗って上の駅にあるカフェでお茶しない」と誘うと、行く行くと言うので、善は急げとバス、ケーブルを乗り継ぎ、下車したのはいいのですが、ものすごい階段を登らなければ外に出られません。ヨロヨロと登って外に出たら、駅前にバスが来ていました。母が六甲枝垂れがみたいというので、それに乗り込み、六甲ガーデンズで降りましたが、枝垂れに登るにはかなりの坂道と階段を登らないといけないので、下でうろうろして、やってきたバスに乗り込むと、安藤忠雄先生の「風の教会」前で停まるバスだったので、せっかくだから見ていこうと降りてみました。風の教会は、六甲山オリエンタルホテル付きのチャペルでしたが、2007年にホテルが営業停止し、その後解体されたので、現在では教会だけが残って、回りの解体地が荒れ地になっていて、そこにパワーショベルや土管などが配置されて、アート作品になっています。

 当然母は解体地をうろうろできないので、階段に座って待っていましたが、教会を見学したあと、またまたバスに乗って、やっと目的地、ケーブルの駅の上のカフェに行こうとすると、これがまた階段オンリーで、六甲山はバリアフリーじゃないのねとか、年寄りは来てはいけないんだとか、ゴタゴタ言いながらやっとこ登りきって、TOKKに出ていたパンケーキとコーヒーを楽しんで、降りるのは降りるで、この階段踏み外したら死ぬからと、足に力を入れて階段を降りてケーブルに乗り込み、下界に戻ってきましたが、その日は疲れたけど、翌日、なんだか足がよく動くようになったと言うので、これは絶対に歩かなければ目的地につかない、あげく家に帰れない天然リハビリのおかげではないかということになりました。


ドリフの長さん

2018/9/26


 津村記久子さんの「浮遊霊ブラジル」という短篇集に、毎日刑事ドラマを観ていたのが原因で落される地獄の話がありました。地獄の鬼によると、1日に何回も人が殺され、それが解決される様子を肴に楽しむなんて、地獄行きの悪徳なんだそうです。サスペンスやミステリーが大好きで、最近2時間ドラマ枠が減ってきたので、昼間やっている再放送をビデオに録って、夜お菓子を食べながら「次に死ぬのはこの人や」などと楽しんでいる私も絶対地獄に落ちるでしょう。

 ということで、昨夜もビデオに録っておいた「弁護士・猪狩文助」を観ました。主役の猪狩文助を演じるのはいかりや長介さんで、なんとも食えないガタガタのおじいさんを飄々と演じておられます。佐賀県警の落としの達人や十津川警部の相棒の亀井刑事など、いろんな役どころを演じられた名優いかりやさんですが、私たちの世代はやはりザ・ドリフターズのリーダーの長さんですね。

 去年の暮れ、東京に行く用事があって、少し時間があるので美術館でも行くかと検索したところ、杉並区立郷土博物館の「8時だョ!全員集合・昭和45年8月8日旧杉並公会堂生放送」という企画展がヒットしたので、こりゃおもしろそうと気軽な気持ちで行ったのですが、展示してある昔確かに観た記憶のあるおんぼろ長屋や幽霊屋敷の舞台装置の図面の精密さにびっくり。また真剣な舞台稽古の映像やこだわりぬいた背景や大道具小道具の数々に、週1回が延々と続く生放送の公開バラエティがこんなにていねいにつくられていたとは、本当に驚きでした。

 映像コーナーでは当時のコントが何本か上映しているのですが、仕掛け満載の舞台装置、生きたアヒルやネコ、イヌにトラ、はては象を舞台に出したり、オートバイの曲乗りやパトカーを走らせたり、45分のバラエティ番組にものすごい手間とお金がかかっていて、私たちはなんてぜいたくなものを観せてもらっていたんだと、しみじみとありがたく思いました。 


プリンス

2018/9/12


 皇太子様がリヨンの補習授業校を訪れたときに、4歳の女の子から「頭が違う」と言われて、周囲の先生が「王冠がないからでは」と言うと、「ああ、持ってきたらよかったね」とにこやかに言われたそうです。ナイス、皇太子様。菅官房長官ではこういうわけにはいかなかったでしょう。 


神戸の坂道

2018/8/29


 神戸新聞に読者からの情報をもとに、神戸の急峻な坂道を特集した「坂をのぼれば」が連載されていました。神戸一急な坂といえば、東神戸の人間はそりゃ灘区篠原北町の長峰坂に違いないと思いますが、取材した中で一番勾配がきつかったのは、須磨区潮見台町のきつね坂で、なんと最高勾配が42.6%もあるそうです。(長峰坂は18.5%)。連載では、神戸の東は北から南のストレートな坂だけど、須磨や垂水は東 西南北どちらに行っても坂道というところも多く、きつい坂を登り詰めたら反対側もすごい勾配の、ジェットコースター気分が味わえる坂があって、取材した記者さんは思い出しても心臓がドキドキすると書いておられました。
 ジェットコースターといえば、最近、鶴甲団地から神戸大学のあちこちを通って阪急六甲や六甲道を通り、阪神御影が終点の36系統の神戸市バスに乗る機会が多いのですが、曲がりくねった坂道を結構な勢いで下っていくので、一番前の左側の席に座ると、かなり恐い、ジェットコースター体験ができますよ。 


腹たつ~!

2018/8/24


 出来上がりもなんか不細工です
出来上がりもなんか不細工です

 

 私のお昼休みは11時45分から始まります。というのも「キユーピー3分クッキング」をみるからです。きょうは餃子の皮の代わりにナスを使ったなすの揚げギョーザなるレシピで、とてもおいしそうだったので、ナスもあるしミンチも冷凍しているので、さっそく夕食につくってみることにしました。

  4人前でナス4つを縦5等分に切り、バットに並べて塩小さじ2分の1を振って2ℓのペットボトルの重しを乗せます。先生の塩の振り方がぞんざいで、しかもこんな少量の塩でしんなりするのと思いましたが、見事にしなしなになっていました。

 ところが、実際やってみると、いつまでたっても切った生ナスで、むりやり絞って、 やっとしなしなになりました。それに肉だねをのせてくるくる・・って、2つ折りにするのがやっとですが、なんとか楊枝でとめて、衣をつけて油に入れると、入れたとたんにバチバチはねだしました。バチバチはだんだん激しくなり、台所中に油が飛び散っています。

 どうもしなしなにしたナスの水気が油に出たようでが、入れてしまったので、揚げあがるまではどうすることもできません。こんなことなら生のナスをつかって、はさみ揚げか肉だねを上にぬってあげたらよかった。食事のあと台所の大掃除せんといかんやないか~っと、本当に腹がたちました。まあおいしかったのでまだよかったのですが。


バカうけおもちゃカボチャ

2018/8/17


おねえさんにバカうけしたおもちゃカボチャ 手の平に乗るサイズです
おねえさんにバカうけしたおもちゃカボチャ 手の平に乗るサイズです

 この間、近所のコープに行くと、品物はレジを通すけど、お金は自分で機械を使って払ってくださいというシステムに変わっていて、私はなんとかできたけど、年寄りの母なんかはおろおろしたあげく、間違ったところを押しまくって、ますますおろおろするだろうなと思いました。

  自動レジは人件費の削減になるし、効率的なんだろうけど、ピッピと流して、4番の機械でお支払いくださいと言われるのはなんとも味気ないもんだなあと思っていたら、この間お盆の買い物に別のスーパーに行ったお会計のとき、レジのおねえさんが突然「えっ、なにこれ」とつぶやいたので、なんかヘンなもん買ったかとあわてたら、今度はゲラゲラ笑いだしました。おねえさん、お盆のお盛り物用に買ったおもちゃカボチャにバカうけしているのです。

  「これどうやって食べるの?」と聞くので「多分食べられないと思う。飾り用よ」というと「そらそうやわ。こんなけったいなカボチャ、食べられへんよね~」とか「ツートンやから、黄色と緑の2つのもんかと思てん。よく見たら1つやんか」とか、「おもちゃカボチャやて~。ほんまや、めっちゃちっこいわ、アハハハハ」とか、おもちゃカボチャが完全にツボにはまったようです。

  楽しいレジ係のおねえさんに遭遇して、こちらもちょっと楽しい経験ができましたが、自動レジでピッピだったらこういうわけにはいかないなと思った次第です。


ちがうだろぉぉぉ

2018/7/30


 この間、湊川の市場のレトロ喫茶店に行きました。なんとなくどよよんとした昭和ムードあふれる店内はもちろん喫煙OK。お客はなぜかおばあさんと30代後半から50歳位の女性コンビばかりで、ほぼ全員がスパスパタバコを吸いながら、なんともかみあわない会話で盛り上がったり盛り下がったりしています。このコンビ、親子でもなし友達でもなし、一番ぴったり来るのはヘルパーと被介護者かななんて考えていると、隣の席にもそんなコンビがやってきました。でも若いほうがタメ口なので姪と叔母さんかもしれません。
 姪さんはタバコをスパスパ吸いながら、今こんなかき氷が流行ってるねんでと、スマホで検索してはおばあさんに見せます。おばあさんは興味なさげに「なんか食べにくそうやな」とか言いながら見ています。
 店内にかかるBGMはもちろん昭和歌謡で、ヒデキやジュリー、百恵ちゃんに懐かしいな~と思いながら聴いていたら、大ヒットした久保田早紀さんの「異邦人」がかかりました。姪さん「わ~っ、私この歌大好き~。八代亜紀の『異邦人』や~!」
 思わず心の中で「ちがうだろぉぉぉ」とつっこんでしまいましたが、最近ではこの言葉が平和に感じるぐらい、えげつない言葉や考え方がメディアを席巻していて、たった1年の間に世の中みだれまくってめちゃくちゃになってしまったなと思うのは私だけでしょうか。 


4年に1回会う人

2018/6/27


 開会式も見ずに、いつのまにか始まっていた今回のワールドサッカー大会ですが、時間もちょうどいいし、コロンビア対日本の試合、ちょっと見てみるかと軽い気持ちでテレビの前に座ったら、思わぬサムライブルーの快進撃に、対セネガルの試合もしっかり見て(12時過ぎているのに隣近所は電気煌々でした)、この分ではポーランドとの試合も期待できそうだぞと。エースで主将のレバンドフスキ選手が、笑い飯の哲夫に似ているので、これだけでも見る価値ありだなと、木曜日の試合を楽しみにしています。
 ところで、私のサッカー好きの友人のお友達にG子さんという方がいるのですが、なぜかワールドカップの期間中に友人と3人でお食事会を開くことになっています。私は素人ですが、2人は非常にマニアックなサッカーファンで、ゆえに初めからテンションが高く、そんなに騒いだらお店の人に怒られる・・と思いきや、友人いわく、サッカーファンのオーナーかシェフのいるお店を選んでいるそうで、確かにお店中で大盛り上がりになったり、シェフが特製デザートをつくってくれたこともありました。
 G子さんとの4年ぶりの再会も楽しみですが、今年の大騒ぎはどんなだろうと、そちらのほうもちょっと楽しみです。 


ビンボー豆

2018/5/10


なんとなくビンボーそうなネズミとカエル。 大昔の江ノ島土産です。
なんとなくビンボーそうなネズミとカエル。 大昔の江ノ島土産です。

 「木靴の木」のエルマンノ・オルミ監督が亡くなりました。4月にはタヴィアーニ兄弟のお兄さんのヴィットーリオ・タヴィアーニ監督も亡くなって、私がよく映画を観ていた頃の監督さんが次々とこの世を去っていくのでなんだか寂しい感じです。

 木靴の木といえば、合い言葉は貧乏!最初に観たときは、もうなにもかも貧乏で悲しくなったものですが、10年ぐらいたってからもう一度観たら、貧乏な中に透けてみえるユーモアやゆとり、希望みたいなものもあって、同じ映画なのに不思議でした。

  2回目のときはちょうどワインや料理、ちょい悪オヤジのジローラモさんなどイタリアが流行っていたときで、レストランでは「レンズ豆のサラダ」なんかがおしゃれに供されていましたが、豆を買ってきて家でサラダをつくったら、大量にできてしまい、しかも思ったよりもおいしくないから家族にも不評で、みんなが黙々とレンズ豆を食べる様が、まるで木靴の木の貧乏家族で、それ以来レンズ豆は我が家ではビンボー豆と呼ばれています。


語尾

2018/3/30


 元国税庁長官の佐川さんの証人喚問で、自民党を代表して丸川議員が質問していましたが、気になったのは、連発されていた「ありませんでしたね」の「ね」という語尾。 喚問とは、公的な機関に呼び出して問いただすことなので、「ありませんでしたか」と聞くべきじゃないかなと思ったりしたのですが、ふと「ありませんでした・・か」と聞く、吉本新喜劇の安尾信乃助さんのギャグが頭をよぎりました。「そこは点点がいる」と言われて、すべての文字に濁点をつけて話すのがオチですが、「ありまぜんでじだが」じゃあまりおもしろくないですね。でももし丸川さんが「ありませんでした・・が」と言ったら、佐川さんはどう続けるだろうと、しょうもないことを考えながら、一生懸命テレビを見ていました。 


ミッフィー色

2018/3/5


 居酒屋へ行くと必ず頼むのがポテトサラダ。本当にいろいろな種類があって、この間行った焼鳥屋さんでは、甘辛いとりそぼろが入った和風味でした。ドイツ料理のタマネギのみのシンプルなものも好きだし、昔、浦安のお友達の家でごちそうになった ポテトサラダは、ゆでたおいもが熱いうちにバターが混ぜこんであり、複雑な味になってとてもおいしかったので、さっそく真似してつくって、ポテトサラダ浦安風と呼んだりしていました。

 さて、ようやく春めいてきたこの頃、春の素材を入れたポテトサラダをつくりました。新ニンジンのオレンジとコーンの黄色とスナップエンドウの黄緑で、この色彩、どこかで見たことがある・・そうだ、これはミッフィーだ!ポテトサラダミッフィー 風もあっさりしてなかなかいけましたよ。 


もう手遅れ

2018/2/4


 今日、灘中央市場に買い物に行くと、紙皿食堂が開催されていたので、こちらでお昼御飯を食べることにして、蒔野商店で里芋のグラタン、山口商店のタラの春巻き、魚平のオードブルセット(鰤のバゲットサンドがサイコー)、かね福のちくわサラダに鳥安の鶏ごはん、中央筋の焼き豚屋の角煮とネギサラダ、イタリアンバルエニシバでクスクスなどなど、お皿2枚にたんまり乗せて、空き店舗を利用したイートインコーナーでいただきました。
 となりには、30代半ばのお父さんと小学校1年生ぐらいの娘ちゃんが座っていました。お母さんはきょうはお仕事があるので、お父さんが娘を連れてやってきたらしく、一人で機嫌よくしゃべっているお父さんと「うん」とか「ふん」とか返事だけしている物静かな娘と、なかなかほほえましいなあと横目で見ていると、突然お父さんが説教を始めました。
 「お父さんがきょう○○ちゃんにおこずかい渡さなかったのは、○○ちゃんがもらったお金は考えなしに全部使ってしまうような子になってほしくないからなんや」。ゲゲッ、耳の痛い言葉です。ところが娘は反撃にでました。「でも、お父さんが○○ちゃんにおこずかいくれたら、それは○○ちゃんのお金やろ。だったら○○ちゃんが全部使ってもええんとちゃうの」。そりゃそうだ。○○ちゃん正論。お父さんもそう思ったらしいけど、でも持論も述べたい。「お父さんはな、やっぱりおこずかいもろたら、全部使わずに半分は貯金にまわそかなと思うような子になってほしいんや。全部使てしもたらお金なくなってしまうねんで。でも半分貯金したらまたあとで使えるやろ。そういう計画性をもってやな、人生歩んでほしいねん」。
 ううう、お父さんの言葉が胸に突き刺さるわ。そうしてこなかった悪い見本がおとなりにいますよ~とお伝えしたかったです。 


グルジアつながり

2018/1/27


 我が家ではジョージア(グルジア)出身の栃ノ心関のことを、すっきりしているけどどこか素朴な風貌、真面目で実直そうな雰囲気から「栃ノ心にいさん」と呼んでいますが、今年の初場所でのまさかの大活躍には本当にびっくりです。
 グルジアは世界最古のワイン栽培国の一つとしても有名です。大阪の日本ユーラシア協会でロシア語を習っている友達がいて、年に2回のバザーのときにいっしょにグルジアワインを買いにいくのですが、グルジア原産のブドウを使ったワインは、赤は野性味があって、白は洗練されていて、とてもおいしいワインです。百万本のバラのモデルになったグルジアの画家ピロスマニの名前をつけた、ピロスマニというワインもあります。
 去年の暮れのバザーのお知らせの中に、「ムーザサロン」という枚方にあるギャラリーのチラシが入っていました。そこに出ていたグルジアのイコン画家、ラーシャ・キンツラシヴィリさんの絵がとてもすてきなので、1月になってから出かけていきました。
 オーナーの片山ふえさんはロシア語の通訳や翻訳で活躍されておられる方で、100年以上前に建てられたご自宅をリフォームしたサロンと、別棟のかわいらしいギャラリーを開いておられます。温かい柚子茶をいただきながら、グルジア愛に満ちた話で盛り上がって、「いや~、グルジアにご縁ができました」と喜んだのですが、栃ノ心にいさんの活躍も、もしかしたら枚方は長尾あたりで発生したグルジア波動が関係しているかも・・・してませんか。

(ムーザサロン情報→アートサロンムーザで検索)

名前&名前

2018/1/19


 児童文学作家のたかしよいちさんが1月7日に亡くなりました。たかしさんは考古学や歴史学、古生物学のジャンルの児童向け図書を書かれていて、私も小学生の頃、たかしさんの書かれたポンペイ最後の日やシュリーマンの伝記、マンモスや恐竜の物語など、たくさん読んだものです。特に印象深いのはポンペイの話で、ぼんぼん火を噴きどろどろと溶岩が流れるヴェスヴィオ火山と崩壊した町の中を大勢の人々が逃げまどう挿絵もおそろしく、この人たち、無事に逃げてたらいいのにと、はらはらしながら読んでいたのですが、こんな大災害、私には全然無関係だと思っていたので、それから四半世紀後、まさか自分の住んでいる町が地震によって崩壊してしまうなんて、 夢にも思っていませんでした。
 ところで、たかしよいちさんは、たかしもよいちも両方名前みたいで、これまた両方名前のアメリカの作家のヘンリー・ジェイムズとともに、なんかひっかかるお名前でしたが、(漫才の「たかしひろし」とか「やすよともこ」とか「矢野兵動」を思い浮かべてしまうのです)、漢字で書くと「高士与市」さんで、これなら違和感ないわと。
 ポンペイの話はたかし先生の現場リポートみたいな感じで書かれていて、最後にポンペイの遺跡が見渡せる丘の上に立ったたかしさんが、昔の光いまいずこみたいな感じでありし日のポンペイに思いをはせる場面で終わって、子どもの私は「どひゃ~、ポンペイ行きたい」と思いました。その夢も無事に叶ったし、どちらかといえば文系の私が化石や恐竜や自然史博物館が好きなのもたかしさんのおかげだなと、ありがたく思っています。 

 


2018年になりました

2018/1/11


 新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 皆様、いいお正月を迎えられたでしょうか。私は暮れにひいた風邪のせいで、大掃除と2日の親戚宴会の下ごしらえが元旦にずれこんでしまい、新年早々えらいこっちゃとバタバタしていましたが、一息ついた4日、妹一家と兵庫区の柳原蛭子神社と兵庫大仏で有名な能福寺に初参りに行きました。

 能福寺の界隈は平清盛のゆかりの地で、大河ドラマ平清盛の時は、卸売市場の前にあった歴史館の横のスペースで、「神戸 de 清盛2012」PRキャラバン隊の清盛隊がパフォーマンスを行っていましたが、久しぶりに行ったその場所には、なんと大きなイオンができていて、月日がたつってこういうことかと、ちょっと感慨深かったです。

 ところで、新年恒例の家にある干支の小物のご披露ですが、 家族に戌年がいないせいか、全然ありません。しかたなく、犬の絵の描かれた無名異焼のお猪口と、やっと見つけたわんこ3匹の人形を撮ってみました。お猪口の直径が4.8センチなので、3匹わんこもとても小さいものです。形、ちゃんとわかるかな。 

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