ティーブレイク



今年もありがとうございました

2017/12/31


 今年は御用納めぎりぎりになっての仕事や納品があって、やれやれみんな終わった、今度はお正月の用意だと買い物に行って、帰ってコタツで居眠りをしてたら、久しぶりに風邪をひいてしまいました。なにが困るって、鼻がつまってにおいも味もしないので、今年のおせちはちょっと責任もてないなあと。
 今年は、お取引先の方に紹介していただいた新規のお客様が何人かおられて、「ここなら間違いないからと紹介されたんだけど」ということで、とてもありがたく思いました。いい原稿を出すことを常に心がけているので、それを認めてくださる方がいるのは本当に嬉しいことです。来る年もがんばろうと心に誓ったとたんにくしゃみ鼻水の発作に襲われ、まずは風邪を直さないといけませんね。
 取引先の皆さん、事務所の皆さん、友人知人の皆さん、ご縁があってこのブログを見てくださっている皆さん、そしてHPの面倒を見てくれているのりさん、今年も大変お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします。 


タブレットと手書き領収書

2017/12/18


 私は校正の仕事もしているのですが、3年前に校正した、大阪の編集プロダクションが出している雑誌で紹介された元町のおでん屋さんに先週行ってきました。京都で和食修業した板前さんがにこにことおでんのお鍋をのぞく写真などがあって、居酒屋風の店内で日本酒を飲みながら、「ごぼ天とロールキャベツください」とか頼むのかと思っていたら、カフェのようなイス席に案内され、なんとタブレットを使って注文するそうで、これではこっそり紹介していた裏メニューなどは頼めないのかなあとか、たった3年で世の中ずいぶん進んだもんだとか、いろいろ思いながら、ネットショッピングの要領でキーを押して注文しました。
 最初は恐る恐るでしたが、慣れてきたら調子にのって、たくさん食べてたくさん飲んだお会計時、酔っぱらっているので間違ったらいけないからとレシートを頼むと、店員さんが手書きの領収書を持ってきました。コンピュータが管理しているのにレシート出ないのと、ちょっとびっくりでした。  


ウイルス

2017/11/27


 きょう、電車の中でWebメールをチェックをした流れでインターネットニュースを見ていると、突然画面が真っ黒になり、危という字を背負ったドクロマーク(最近はスカルというそうですが)が出てきて、大変びっくりしました。ドクロの下には、パソコンにウイルスが18個入ったので急いでこのボタンを押してスキャンしろ云々と書いてあります。でも、ケータイやスマホがコンピュータウイルスに感染するだろうか、しかもこの文章、「入ったですです」とか「すぐにつぶれますよ」とか日本語がヘンです。
 こんなのうっかりさわったらひどい目にあうわとそのまま放置しましたが、でも気になるので、再びインターネットに接続したら、今度はウインドウズマークと私のスマホの機種を書かれていて、「この機種はウイルス8つ(なぜか減った)に汚染されています。ただいまロックをかけておりますので、すぐにスキャンしてください」と、真っ当な報告文のような感じで書いてありました。
うーむ、オレオレ詐欺なら、最初が「オレオレ、交通事故起こしちゃった」で、次のが「もしもし警察です。 100万円払ったら示談にします」ってとこでしょうか。ちょうど電車を乗り継がないといけなくて、降りた駅ビルの中にエディオンがあったので、ドコモのカウンターに行って聞いてみると、主任格のとても頼もしそうなおねえさんが「お客さんのスマホはウイルスが入らない機種なので感染なんかしていませんよ。ほっておいて大丈夫です」と太鼓判を押してくれました。
 主任さんに見てもらって一安心でしたが、にせウイルスが入ったときに、タレントの坂上忍さんが終活をしたとかいう記事を読んでいたので、もしかしたらそれについてたのかとほんのちょっと思ったのです。坂上さんに失礼なことをしてしまいました。 


福耳

2017/11/1


 立憲民主党党首の枝野さんが見事な福耳なので、勢至菩薩の福山さん、観音菩薩の長妻さんを従えた阿弥陀如来みたいだなあと思ってしまいます。勢至菩薩は右の脇侍で、観音様は阿弥陀様の左に控えておられるので、福山さんと長妻さんの立ち位置は反対なのですが、福山さんは知恵袋の勢至様、恐い顔の長妻さんは戦いの神シヴァがルーツの観音様のイメージなのです。
 福耳といえば、近所の市場の中にあるとってもおいしいお寿司屋さんに90歳を超えた看板娘おばあさんがいて、そのおばあさんも立派な福耳の持ち主なので、「あやかりたいわ」と言うと、「まあ、お金には苦労せんかったなあ。でもものすごう働いてんで。おかげで50万の補聴器買えたけどな。ワハハハ」と笑ってました。この間行ったときは田舎に帰っていて会えなかったので、また近々行ってみたいなあ。 


露店のものは気をつけましょうね

2017/10/24


 アンコールワットとホーチミンを旅してきた方からおみやげをいただきました。素朴な木の箱をあけたら、袋が入っていて、それを開けると、中にはアンコールワットの形をしたクッキーが1つ1つ小袋に入っています。 まるで日本のおみやげのような包装でびっくりしました。

  私も15年ほど前に、アンコールワットツアーに行ったことがあります。ジャングルの中で朽ちたような遺跡や石造りのお寺の美しい女神の像やレリーフなど、本当にすばらしいものばかりで、毎日張り切って見学していましたが、3日目にとある僧院を見学して外に出たら、汚い竹を何本か自転車にくくりつけたおじさんがいて、味見してみろとその竹を手渡されました。カンボジア人のガイドさんが「これはヤシ酒ですよ」と言うのでなんとなく一口飲んでしまったのですが、あっというまにおなかを壊してホテルに帰って脂汗をかいていました。

  楽しみにしていた郊外の湖にもいけず、アプサラダンスディナーショーもパス、本当にしまったと思いましたが、後の祭りです。見損なったものを見にまた行きたいな~と思いながら、アンコールワット型のおいしいクッキーをいただきました。 


1週間

2017/9/15


 長かった夏もようやく終わり、朝晩涼しくなりましたが、そんなときにやってくるのが夏バテ。食欲は全然落ちず、元気がないわけではないのですが、なんかやる気が出ずにだらだらしていたらあっというまに夕方です。「今日は買い物に行ったから・・まあいいか」。「今日はタオルケットを洗濯したから・・まあいいか」。「今日は女子会ランチで帰ってきたのは夕方遅く・・まあいいか」。1日1用事なんて、まるでロシア民謡 「1週間」 です。思わず 「チュラチュラチュラチュララ~♪」 と歌ってしまいました。 


リンゴの自動販売機

2017/9/9


1切れ食べてから撮影。「青森産りんごをカットしました」です。
1切れ食べてから撮影。「青森産りんごをカットしました」です。

阪急梅田駅の茶屋町口の改札内、京都行きのホームに上る階段の横にリンゴの自動販売機があります。ずっと気になっていたのですが、先日、ついにお買い求めしました。

  リンゴは袋に入っていて、一番上の段が皮なし、2段目が皮つき、その下がはちみつがけだそうで、皮つきと皮なしでちょっと迷いましたが、皮なしにしようと 190円入れてボタンを押すと、反応なしで、しまった、壊れてるわとあせったら、おもむろにUFOキャッチャーのような手が出てきて、棚のリンゴの袋をつかみ、ミーッと下まで降りてきて離したら、ポロンと外に出てきました。

  京都行きの特急に乗り込み、ワクワクしながら袋をあけると、皮をむいたリンゴが1個分、4つ割になって入っていました。意外と新鮮で、味もまあまあだったのですが、一体どこで仕入れてきたんだろうと思われるような小さなリンゴで、まあ1回試したらもういいかなと思った次第です。


ぶちぎれた!

2017/8/31


 下の叔母が一人暮らしが無理になって、サービス付き高齢者住宅に引っ越ししました。引っ越しや家財道具の処分、もろもろの手続きなど全部すんでやれやれですが、電話だけがいつまでたっても通じません。それできょう、様子を見に行って、施設長さんに話すと、ではすぐに問い合わせましょうとKDDI に電話してくれたのですが、叔母の部屋に子機とともにやってきて 「本人でないとだめなんだって」ということで、相手が私が何者か確認し、連絡先なども話してから、私が応対することになりました。
 私が引っ越しの手続きの電話をかけたときに「ホームプラスなる無線電話が工事もいらないのでいいのではないか。白い箱を郵便で送るのでそれに電話機をとりつけたらすぐに開通するが、ナースコールやガス会社の安全見守りなど、無線が近くにあると使えないので、その場合は翌月からNTTに切り換えてください」と教えてもらっていたので、電話機を取り付ける白い箱なんてないですよというと、ちょっとお待ちください、調べますと大分待たされて、「白い箱は確かに送ったが、留守で受け取ってもらえなかった。それでお預かり書をポストに入れたが、連絡がないので、白い箱はこちらに戻ってきているから、もう一度送る」と言われたので、「また送ってもらっても、結局同じことになるので、施設の事務所宛に送ってください」と頼むと、電話口のお姉さんの一存では決められないので、上司と相談するからまたかけなおしますと言われました。
 またまた大分待たされて、結果、契約者ご本人が受け取ることになっているので、家に送りますとのことで、いい加減イライラしていた私は「週に3日デイケアに行っていてその日は1日留守だし、認知症をわずらっているので、お預かり書を見て連絡するのも無理だと思う。だったら施設長さんも、事務所であずかるし、届いたら本人を呼んでいっしょに確認してくれると言っているので、そうしてもらえませんか」と言うと、今度はもっと上と相談するということで、またまた大分待たされて、結果は「ご本人に送ります」でした。 「受け取りは無理だと言っているでしょう!」「こちらはそれが規則なんです!」「じゃその住所でいいから、部屋番号書かずに送ってください。そうしたら事務所で止まるでしょう!「そんなことできません。本人受け取りが規則なんです!」「じゃ、こちらが行ける日、土曜日につくように送ってください!」「そんなことできません!」ブチッ!ついに堪忍袋の緒が切れました。「もういい(吉本新喜劇の池乃めだかさん風に)!」「えっ?」「ちょっと考えます。もう結構です」「ではきょうはこれで終わりということですか」「そういうことです」ガチャン。うーっ、腹がたつー!
 ブリブリ怒って大人げないと思ったし、本人が受け取るのは規則だというのもわかりますが、サ高住に住む認知症をわずらう老人に送ってきたものを受け取れというのはかなり無理があるんじゃないかと思いました。窓口のお姉さんはともかく、上司とその上の上司はこの高齢化の世の中のことをちゃんと考えたほうがいいと思いますね。 


評判

2017/8/8


 広島(食べ歩き)旅行、2日目は宮島に行きました。今宮島は国内外からの観光客がやってきて、ランチ難民になるほど混み合っているそうなので、皆で穴場を探しているうちに、大昔宮島に行った時にアナゴ丼を食べた茶屋を思い出し、ネットで検索してみると、○○茶屋がいくつも出てきました。その中で「景色サイコー、接客サイテー」や、「敷地内に入るとお金をとられる」、「コーヒーはインスタント」とかえ らいことが書いてあり、しかも☆が1つとか半分というものすごく評判の悪い茶屋があって、どんなところかちょっと見てみたいけど、でも絶対近寄らんとこねと、地元の人が推薦した茶屋に行くと、郵便局の人やガス会社の人がお昼を食べにきているお店で、観光客の私たちもおいしいアナゴ丼に満足しました。
 その楽しい旅行の翌週、母がお買い物中におじいさんが運転する電動車椅子にぶつかられ、倒れたところに乗り上げられて、右足首を骨折してしまいました。商店街の人が救急車を呼んでくれて病院に担ぎ込まれたのはいいのですが、そこは昔から近所でも評判の・・・なところで、知らせを聞いたとき、ああ、困ったなあ、どうしようと思ったのですが、友達がネットで調べてくれて、わりと評判いいよ、☆5つついて るよということで、今はそうなのかとちょっと安心したのですが、かけつけた病院も対応してくれたスタッフさんも・・・で、手術はとても上手にしてくれたのですが、その後の生活環境がかなりの・・・、食事にいたっては、・・・・・・・な代物でした。
 いまは無事そこを退院して、整形科のある病院でリハビリに励んでいますが、ネットの情報ってあまり信用できんなあと思いました。やっぱり近所の口コミが一番確かかもしれませんね。宮島の評判の悪い茶屋も、ネットの情報だけを鵜呑みにしちゃいけないかなと思いましたが、地元の人の推薦は皆無だったので、ここはやっぱり☆1つなんでしょうね。 


るんるん号

2017/6/14


 先週、友人2人と1泊2日の広島プチ旅行してきました。1日目のメインは広島ほろ酔いグルメ、2日目は宮島ツアーでしたが、到着後まずは川べりのオープンエアのカフェでランチを食べて(まわりは欧米系の観光客ばかりで、まるで海外旅行しているみたいでした)、すぐ近くの船着場に行って遊覧船に乗ろうとすると、これまたオープンエアの無人のカウンターの上に「只今遊覧中。出航5分前にお集まりください」という紙がおいてあって、 なんかアバウトだな~と思っていたら、「るんるん号」なる6人乗りのボートが帰ってきました。運転手のお姉さんが受け付けに走ってきて、1人で大活躍です。

  広島の川は干満が激しくて、午後は普通の遊覧船は出ないので、「るんるん号」がピストン運転しているのですが、2人集まったら出してくれるので、私たち3人も救命胴衣を着せてもらい、お姉さんの案内を聞きながら、のんびりと川からの観光を楽しみました。

  なんで「るんるん」という名前がついているのかは謎ですが、丸いボートがなんとなく楽しくて、るんるんな気分になったので、「るんるん号」なんでしょうかね。


パラリーガル

2017/5/22


 秋篠宮家の長女、眞子様の婚約者の海の王子様は、さわやかでかっこよくてかわいらしくて感じがよくて声もなかなかすてきという完璧好青年ですが、お仕事のパラリーガルって一体なんだろうとネットで調べたところ、弁護士のアシスタント業だそうで、そういえばテレビのサスペンスの弁護士事務所には、おっちょこちょいで全然頼りにならないけど、気のいい助手の男の子が出てくるなあと思いました。古いシリーズでは、小林桂樹さんの「弁護士朝日岳之助」で小林さんの息子になったシブがき隊のヤックン。いつまでたっても司法試験に受からない万年助手で、事務所のスタッフに怒られたりこきつかわれていました。
 そんなこんなで勝手に親近感がわいてきますが、テレビのインタビューで「時期が来たらお話しします」と繰り返す姿には、ちょっと気の毒になってしまいました。なんでこの時期にNHKはスクープしたんでしょうね。まあいろいろあるんでしょうね。 


春ばて

2017/5/19


従姉のピーコちゃんが送ってくれた甘夏でつくったマーマレード
従姉のピーコちゃんが送ってくれた甘夏でつくったマーマレード

 連休が終わってさあ心機一転がんばりましょう!と思った月曜日、のどの下のほうがイガイガし始めて、黄砂にやられたと思ったら、ゲホンゴホンとかなりひどい咳が出始めました。そのうちにくしゃみ、鼻水、熱も平熱より0.6℃ほど高くなって、金土はぐたぐたと寝込んでしまいましたが、日曜には復活し、夜電話をかけてきた友人に報告すると、「それは春ばてだ。自分のまわりにもそんな人がたくさんいる」と言われました。
 確かに4月半ばから連休あけは、1日の気温差が激しいし、気候も不順だし、そういえば去年の今頃も体調崩してのどを腫らしたことを思い出しました。まあなんとか元気になったので、1週間遅れで心機一転がんばりましょう。元気づけに、くたばっている間に届いたスナップえんどうやうすい豆、そら豆に新じゃがも少し入れたパスタを晩御飯に食べるつもりです。


サイン

2017/5/3


 イタリア語を習っていたクララ先生は、大阪千里丘陵で開催されたEXPO70で、コンパニオンではなく、国際機関の事務方として働いていたそうです。阪急千里線沿線の木賃宿みたいな寮に住んで、一膳飯屋や銭湯にカルチャーショックを受けたけど、すぐに慣れて、やがてやみつきになったり、日本の生活をエンジョイしながら、万博会場で忙しく過ごしていたそうですが、会場内を歩いていると、当時、外国人がめずらしかった日本人、特に子どもたちからサインをねだられて、最初は自分の名前を書いていましたが、だんだん調子にのって、「マリー・アントワネット」や「ルクレツィア・ボルジア」「グレタ・ガルボ」「イングリット・バーグマン」等々、新旧有名人の名前を思いつくままサインしたそうで、「先生、悪いな~」とあきれていました。
 月日は流れてつい先日、事務所のHさんと電話でしゃべっている時に、当時万博会場の近くに住んでいたダンナさんが、会場の外国人にサインをもらったという話が出て、半信半疑だったクララ先生の話はほんまやったんやと話がつながりました。もしダンナさんがその時のサイン帳をまだもっていて、そこに「マリー・アントワネット」と書いてあったら、それは絶対クララ先生のしわざに違いありません。


今年のお花見

2017/4/14


 今年は春が来るのかと心配していたら、突然暖かくなって桜もばっと開き、またまた寒くなって、おかげで冷蔵庫に入れたみたいに桜の満開が長く楽しめました。

荒田公園の桜と500円のお弁当
荒田公園の桜と500円のお弁当

 昨日は、中央図書館や習い事や買い物や、いろいろ行く予定があったので、まずは大倉山の手前の宇治川の桜並木を愛でてから、新開地の教室に行き、お昼を湊川の市場のお惣菜屋さんで調達して、湊川公園でお花見しながらいただきました。このあたりは個人やマンションのお庭や公園にもたくさん桜があって、歩いているだけでお花見ができるのです。青い空、ピンクの桜、公園に集う人たち、ゆったり流れる時間、ああ、平和だなあと思いました。この平和を乱すやつは許さないと、戦闘隊のなんとかレンジャーみたいなことがふと頭をよぎったのは、昨今の物騒な情勢からでしょうか。



おばはん

2017/3/17


 2017年は、ものすごくわけのわからない事件が次から次へと起きた年でしたと、あとからしみじみ振り返るのでしょうが、今は森友関係、連日濃いキャラがメディアを賑わしています。
 まだご本人の映像が出ていないときに鴻池さんが理事長夫人のことを「おばはん」と言いました。新聞や雑誌、ネットのニュースの表記では「オバハン」と「おばはん」があって、もし仕事がきたらどちらを使ったらいいのかなと思ったのですが、「オバハン」は関東方面に多く、関西メディアはほぼ 100パーセント「おばはん」と書かれていて、確かに「おばはん」は関西弁だよな、東京にはそういう言葉がないからカタカナで書いているんだなと納得しました。
 後日、噂の理事長夫人をテレビのニュースで見て、「ああ、これは確かに正真正銘のおばはんだ!」と思わず口に出して言ってしまいました。容姿も体型も髪形も服装も雰囲気も話し方も言っていることも、まさしく私のイメージする「おばはん」だったからです。
 「おばはん」の反対語は「おっさん」ですが、鴻池さんやダンナさんの理事長が「おっさん」かというと、どうもそのままではだめで、「非常にがらの悪いおっさん」とか「ものすごくうさんくさいおっさん」とか、形容詞がいるのですが、あの理事長夫人を、おばさんでもおばちゃんでももちろんおばさまでもない、なにも形容詞のつかない「おばはん」と称した鴻池さんの実に的確な言葉選びには感心してしまいました。
 森友事件が終わらないうちに、今度は経済産業省が出した大阪万博の開催意義を書いた報告書案の関西弁バージョンが問題になりました。あまりにも評判が悪くてすぐに撤回されたそうですが、言葉のセンスキレキレの鴻池さんに監修してもらったら、きっとすばらしいものができたかもしれませんね。 


お箸遣いのレッスン

2017/3/10


 お箸の工房を経営されている方が講師の講演会に行ってきました。お箸の歴史や材質や工程、正しい持ち方など、目からうろこのことばかりでしたが、いいお箸はこんなこともできるということで、胡麻の入ったお皿とお箸を出されて、一番前に座って いた私がチャレンジすることになりましたが、お箸を持った時点で「持ち方ちょっとおかしいです」。当然胡麻もうまいことつまめません。
 そこで正しいお箸の持ち方レッスンとなりました。まず1本、鉛筆を持つように、人指し指、中指、親指で持ちます。そして、親指は動かさず、中指と人指し指で上下に動かします。そして、もう1本を親指と人指し指の間に差し込みます。この時、下の箸は親指にぴっちりつけることがコツだそうで、下の箸は動かさず、親指を添えた人指し指と中指を動かすと、胡麻でも豆でもイカのお刺身でもばっちりつまめますとのことでした。
 ということで、さっそく家に帰って実践しました。3本の指で上のお箸を持って、下のお箸は親指の付け根につけて、薬指の爪のところで固定して箸先を揃えたら、あれっ、なんで小指がピンと立つ?小指はまっすぐのばして薬指に添えて・・って、おっとはずれた、でもってまたまたピンと立った。小指がピンと立つなんて、まるで「Mr.レディMr.マダム」の主人公、ラ・カージュ・オ・フォールの歌姫ザザ・ナポリです。
 なんで小指が立つんだろうと思ったら、私の小指は薬指の第一関節に全然届いてないぐらい短くて、それではずれて立ってしまうことがわかりました。うーむ・・・。ザザがいろいろ事情があって男に化けた時(もともと男なのですが)、小指をピンと立てて紅茶を飲んだもんだから正体がばれちゃったんだなと昔見た映画のシーンを思い出したり、うまく納まらない小指に苦労しながら、お箸のレッスンを続けています。 


冗マジ

2017/2/25


庭でふきのとうを収穫しました。   手前に転がったのはNHKの「ダーウィンが来た」に出てくる ヒゲじいみたいですね
庭でふきのとうを収穫しました。 手前に転がったのはNHKの「ダーウィンが来た」に出てくる ヒゲじいみたいですね

 私には八尾に住んでいる友達がいるのですが、彼女とよく、冗談が本当のことになったときは、「冗談からマジ」とか「冗マジになった」と言っていました。この間 のみなと銀行の話は、冗談ではありませんが、でも翌日の新聞でみなと銀行が関西アーバン銀行(どういう意味?)と近畿大阪銀行(めっちゃローカルな名前)と統合を検討していると第一面に出ていて、げげっ、冗マジと驚きましたが、すぐに、えっ、みなと銀行なくなるの?  動物園も広報誌おかなくなるの?大阪でカードが使えるように なるかもしれないけど、統廃合で水道筋支店がなくなったらえらいこっちゃと心配していましたが、みなと銀行は兵庫県で最大の店舗網を持ち、県民にも親しまれている ということから、組織・名称ともに存続ということで、ほっと一安心しました。

  水道筋支店に行くと、近所の人にも会うし、商店街の酒屋のおじさんや和菓子屋のおばさん、スペイン料理屋のマスターなど、必ず知った人に会うので、これからも地 域の金融機関としてがんばってほしいものです。 

 


地元の銀行

2017/2/19


 我が事務所のメインバンクはみなと銀行です。ここは大昔は「華麗なる一族」のモデルで有名な神戸銀行でした。それが、太陽銀行と合併して、太陽神戸銀行という、冗談みたいな名前になり、今度は三井銀行と合併して、太陽神戸三井銀行、略称太神三井という、くっつけりゃいいってもんじゃないけどみたいな銀行になりました。そしてそれがいつのまにかさくら銀行になって、最後に住友銀行と合併して三井住友銀 行となり、いまに至っています。
 ということで、さくら銀行のほとんどは三井住友銀行になったのですが、水道筋支店はなぜか、兵庫県内にはいっぱいあるけど、県外には4つしかないみなと銀行になりました。
 先日、そのみなと銀行水道筋支店に行きました。ATMではできない用事があって、地元だからおいてあるのかと、動物園の広報誌を読みながら待っていて、で、呼ばれて行った窓口には、水道筋カレンダーなる卓上カレンダーが。これまたこてこての地元グッズで、「蛸が逃げます」とかなんとか、ヘタうまな絵がついています。
 さくら銀行からかわったときに、三井住友のほうが日本中にあって便利なのにとブツブツ言ったのですが、まあ地元密着銀行もいいもんだなあと思った次第です。動物園の広報誌の訃報欄で、在りし日の黒豹のローラ姐さんのキュートな姿も見ることがきたしね。 


バンド

2017/2/5


 週に1回気功教室に通っています。先生は同年代の女性で、インターネットの政治や芸能ネタのニュースを見るのが大好きなので、準備体操をしながら、私ともう一人、同年代の人に昨夜見たニュースをいろいろ教えてくれたり質問したりするのですが、2人とも??なことが多く、黙って聞いている年配グループからみたら、かなりトンチンカンな会話が繰り広げられているんだろうなと思っています。
 先日は、タレントのマギーさんが有名なバンドの妻子あるリーダーと浮気をされたそうで、「そのバンドの名前が思い出せないんですよ!○○さん、知ってますか」。○○さん「えっ?甲斐バンドしか思いつきません」。「イナガキさん、知ってますか」「有名なバンド?ダウンタウンブキウギバンドですか」「違います!そんな古いバンドじゃありません!」「じゃ、クレイジーケンバンド?」「・・・もういいです」
 結局わからずじまいでその日は終わり、帰って校閲の原稿チェックしていたら「上海バンド」という言葉が出てきました。おっ、また出たバンドの名前・・じゃなくて、「上海外灘(ワイタン)英語名は『バンド』」は有名な観光スポットですね。 


ぐりはま

2017/1/24


 新春文楽公演に行ってきました。「お染久松染模様妹背門松」は期待どおり大変おもしろく、油店の段の切り場を務めた咲太夫さんが、10人以上の登場人物を七色の声で操り、合間に、ピコ太郎や吉本のギャグなんかもいれられます。「君の名は?」「ぜんろく~」にはしばらく笑いが止まりませんでした。
 その、お染に横恋慕するまぬけなチョイ悪番頭の善六のセリフに「する程のことがみなぐりはま」というのがあって、善六が仕組んだ悪巧みがことごとく失敗に終わったので、「エエマけたいの悪い」とジタバタするのですが、やることなすことすべて反対の結果が出たので、はまぐりがひっくりかえってぐりはまかぁと、咲太夫さんの名調子が頭にスポンと入って、それからは、なにかへますると「ええいぐりはま」とか喜んで使っていましたが、ちょっと気になって調べてみたら、貝合わせの遊びから出た、食い違うとか、あてがはずれるという意味の、室町時代からある言葉で、「えっ、室町時代から言ってたの」とびっくり。 江戸の言葉では「ぐれはま」なんだそうです。 


2017年になりました

2017/1/10


新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 今年もうちにある鳥さんたちを集めてみました。個性豊かなフクロウさ んの団体と、もう1枚は伏見人形のふくらすずめと志布名焼きの鶴の香合で、 30年近く前、山陰地方を旅したときに、玉造温泉の近くにあった雲善窯で求めたものです。

 

 この時、偶然入った郷土料理店のご一家となぜ か仲良くなって、今年も年賀状をいただきました。 個性的なマスターと美人のママさんが切り盛りす るカウンターだけのお店で、当時小学生だった娘さんがいまや主要メンバーでお店をもり立てているそうです。